古白について

古白

古き土。
かつて新薬師寺付近で産出したと言われている白土は、能面の彩色に用いられ、年月を増すごとにより白く変化するという。大和の寺社から伝わる古材にも白土が残り、千年の風雪に耐えてもなお淡く輝く。

白き花。
今を生きる鳥の声に潤を誘われこぼれ咲いた雪のような白。毎年毎年、変わらずに咲き繰り返す花。

喫茶で古を語り、旅宿で今を観ずる。ならまちの坂の底でお待ちしております。